SEO対策の料金体制について

まずは、SEO対策を外注する際の料金体制について、どのような形式のものがあるのかについて解説します。

月額報酬型

月額で一定の料金を支払ってSEO対策やコンサルティングを行なってもらう料金体制で、結果がどのようであっても一定の料金が月額でかかります。この料金体制では、コンサルタントから定期的にフィードバックなどを受け改善案やアドバイスを受けるものが多いですが、コンテンツのチェックや効果検証と改善を行ってくれる場合もあります。月額報酬型では、最低契約期間が決まっている場合もあるため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

一括払い型

これは名前の通り、報酬を一定金額で一括で支払う料金体系です。記事の納品やホームページの内部修正などといった、一部分的な対策においてよくある料金体系です。費用的には安価でSEO対策を行えるため、試験的に行ってみる場合などには適した料金体系かもしれません。しかし、基本的にSEO対策の効果が出るまでには時間がかかってしまうため、継続的に改善が必要になってきます。そうなると、一部分的な対策で本当に効果が出るのかはわかりません。一括払い型では、想定していた効果が上がらない恐れがあることを考慮に入れておく必要があります。

成果報酬型

SEO対策を施した1つのキーワードの上位表示に対して、日数に応じて指定された料金を支払う料金体系です。あらかじめキーワードが決まっており、そのキーワードにおいて検索順位を上げたいという方には適した料金体系です。成果報酬型では、Googleの検索順位が上がった分だけ料金が発生するため、上位表示され続けるほど費用は高くなってしまうため、その点は注意が必要です。

 

SEO対策それぞれの施策の相場は？

では次に、SEO対策の施策の種類によって相場はどれくらいになるのか、どのような料金体制が採られているのかについて解説します。

外部対策

料金体制：月額報酬型・成果報酬型

相場：月額1万〜数10万円

外部対策では、特定のキーワードに対する外部リンクを取得します。ただし、外部リンクを購入することはGoogleにより禁止されているため、現在では外部対策を行う会社は少なくなりました。

 

内部対策

料金体制：一括払い型

相場：10万〜100万円

内部対策では、Google検索エンジンやユーザーがサイトの構造を認識しやすくなるように最適化を行います。具体的にはサイトマップの作成、URLの正規化などHTMLなどの知識を必要とする内容が多くなっています。

 

コンテンツSEO

料金体制：月額報酬型・一括払い型

相場：月額5万〜30万円、1記事1000円〜10万円

コンテンツSEOでは、コンテンツ記事を作成してアクセス数のアップを狙います。こちらはコンテンツの質を高めて検索結果の上位表示を狙うという施策です。

コンテンツSEOについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

コンテンツSEOとは？　Web集客の定番！メリットやデメリットは？

 

総合SEOコンサルティング

料金体制：月額報酬型

相場：月額10万〜50万円（大規模サイトであると100万円以上）

総合SEOコンサルティングでは、その名の通り総合的にSEO対策を指南します。

 

SEO対策外注のメリットは？

そもそもとして、SEO対策は自社で行うことも可能なわけですが、外注するメリットとしてどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、SEO対策を外注するメリットについて解説します。

常に新しいSEO知識と技術を把握している

検索エンジンではアルゴリズムのアップデートを毎年数回実施しています。SEOの業者はそのような検索エンジンの動向をいち早く把握して、調査や研究を行っています。そのため、常にその時に見合った最新の施策を行ってくれるため、安心してSEO対策を行なってもらうことができます。

 

サイトの利便性の判断が優れている

SEO対策は検索の上位表示だけでなく、CVを見込めるキーワードの提案や競合の調査、集客・売上アップにつながる提案などといったことも行ってくれます。自社だけでは気づかない問題点をSEOの業者が指摘してくれるため、問題の解決に導く手助けになる可能性もあります。

 

SEO知識を学ぶことができる

最適なSEO対策は日に日に変わってきています。その知識を個人だけで入手するのは時間と労力がとてもかかってしまいます。しかし、SEO業者はSEOの最新の手法を踏まえて対策やアドバイスをしてくれるため、SEO知識を向上させるのに役立ちます。

 

SEO対策、外注先の選び方のポイントは？

いざSEO対策を外注しようと思っても、どの業者に外注すれば成功しやすいのかということがわからないと思います。外注先によって、自社の集客結果にも影響が出てしまうため、しっかりと選ぶ必要があります。そこで、SEO対策の外注業者を選ぶポイントについて解説します。

 

評判と実績を確認する

やはり、評判や実績を確認することは1番重要になってきます。SEOの歴史は古いため、長く業界に携わっているのであれば10年近い実績を持っているはずです。SEO対策の良いこと悪いことを含めて経験しているような、網羅的にSEO対策の情報を提供してくれる業者を選ぶことをおすすめします。

 

施策内容の透明性

SEO対策は多岐にわたりますが、こちら側からしたら何をしているのかについてわかりにくいことがあります。そこで、業者が実施している施策について明確に説明をしてくれるかどうかということもポイントになってきます。しっかりと施策内容を説明してくれ、こちらのことを考えて対策を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

 

契約書が明確であるか

「料金は安いが契約期間が長すぎる」「契約期間の明示がない」「途中解約の説明がない」という契約書の場合は注意が必要です。このような契約書を出してくる業者であると、成果が出なくて業者を変えたい場合揉めることになる恐れがあります。そのため、契約書の内容をしっかり確認した上で契約するようにしましょう。

 

まとめ

SEO対策はWeb集客の施策でも代表的なものでありながら、明確な答えが存在していない施策でもあります。そのため、長い間経験が蓄積されていることが大きな強みになり得る分野ですから、外注が人気であるともいえます。また、SEO対策は結果が出るまで中長期的に対応していかなければならないため、即効性が欲しい場合は向いていないということになります。しかし、余裕があれば他の施策と同時進行で進めておくと、後々効果を発揮するかもしれません。

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