Web集客とは？

Web集客とはその名の通り、インターネットの様々なサービスや媒体を使って集客する方法です。多くの場合は、自社のWebサイトにユーザーを集めていくということになっていきますが、ユーザーが自社のサイトにやってくることを「流入」と呼び、ユーザーがどこからやってきたかということを「流入経路」と呼びます。ここではWeb集客における主な流入経路を紹介したいと思います。

 

自然検索流入

自然検索流入はGoogleやYahoo!のような検索エンジンから検索をしてやってくる流入のことです。多くの方が今この記事に自然検索から訪れているのではないでしょうか。恐らく多くの方が検索結果の上位2〜3件程度しかチェックしていないだろうと思います。つまり自然検索で流入してもらうには検索結果で上位に表示される必要性があるということです。自然検索を行うユーザーの多くは何かしらの悩みを抱えているという点が特徴です。

 

広告からの流入

集客の際に広告を行うというのはWeb集客に限らず定番ですよね。Google等で検索すると検索結果の上に広告と書かれたページが出てきたり、Yahoo!のトップページに動画で広告が出てきたりというのを見たことがある方が多いかと思います。このような広告をクリックすると広告主のページに遷移する、つまり流入するという仕組みになっているわけです。広告をクリックするユーザーはある程度、サービスや商品に興味があったり、広告によって興味を持ったりするユーザーが多いという点が特徴です。

 

SNSからの流入

現代では日本人の約70％の人がSNSを利用しているといいます。そんなSNSを活用するのもWeb集客では定番になりつつある集客方法です。自社のSNSを運用して、最終的にWebサイトへアクセスしてもらうという形やSNSで広告を出すことで集客をするという方法がSNSからの流入の定番です。

 

外部リンクからの流入

外部リンクからの流入はSNSからの流入に似ています。自社が持っているWebサイト以外からの流入のことを指します。具体的には、飲食店であれば、食べログのようなポータルサイトからのアクセスは外部リンクからの流入といえます。

 

直接流入

ユーザーが直接URLなどを打ち込んで流入してくる場合というのもあります。これはユーザーが自社に慣れ親しんでいたり、お気に入りやブックマークに登録している場合に起きることのある流入です。直接流入をピンポイントで狙うのはなかなか難しいです。

 

Web集客の方法　自社に合った方法の選び方は？

さてここまででは、どのように自社のWebサイトにユーザーがやってくるのかということを紹介してきました。ここからは、実際にどのようにお客様を集めるのかというところ、つまり実際の施策について解説していきます。そして、実はユーザーがどのように流入してくるかとどのような施策を行うかという点には深い関係性があります。それぞれの施策によってどのような流入が狙えるのかというのがある程度決まっているのです。

 

SEO対策　ー　自然検索流入

SEOとは検索エンジン最適化のことで、検索結果での表示順位の上位を狙っていくための施策がSEO対策です。つまりSEO対策を行うことで自然検索流入が増えることが見込まれます。SEO対策の中にはいくつかの施策があります。

内部対策

内部対策では主に検索エンジンに対して正しくサイトに書かれている内容を伝えたり、検索エンジンに登録してもらうために検索エンジンにわかりやすい内容にしたりすることや、ユーザーが見やすかったり使いやすかったりするようにするための施策を行います。

外部対策

外部対策では外部リンクを獲得するための施策です。外部リンクを獲得することで検索エンジンからの評価が上がり検索結果の上位に上がりやすくなるという仕組みです。

コンテンツSEO

コンテンツSEOは、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信することで検索結果の上位表示を目指す施策です。これは検索エンジンがユーザーに有益なコンテンツを重視しているということを元に行われる施策です。多くの場合、ブログ記事のような形式でコンテンツを発信していきます。これは検索エンジンが基本的に文字情報を認識してWebサイトの内容を理解しているためです。コンテンツSEOについては以下の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。

コンテンツSEOとは？　Web集客の定番！メリットやデメリットは？

 

VSEO

近年では動画コンテンツが流行していることから動画コンテンツ向けのSEOというものも出てきています。それがVSEOです。一般的なSEOではGoogleの検索エンジンのアルゴリズムに対する対策を行いますが、VSEOでは主にYouTubeの検索アルゴリズムに対策を行います。基本的な考え方はSEO対策と同様ですのでこちらの記事で詳細をチェックしてみてください。

VSEOとは？動画のためのSEO対策、運用上のポイントとは？

Web広告　ー　広告からの流入

リスティング広告

リスティング広告は検索した際に検索結果の上や検索結果の最後に表示される広告です。検索したワードに連動しているため、検索連動広告とも呼ばれています。自ら検索しているためすでにサービスや商品に興味があり購入や取引の可能性が高いユーザーに向けてアプローチすることができるのが特徴です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告はバナーなどのテキストだけでなく画像や動画で、Webサイトやアプリに掲載されている広告です。リスティング広告に比べると一般的なCMや広告と似ており、まだサービスや商品を知らないユーザーにも自社についての情報を宣伝することができます。

 

リスティング広告とディスプレイ広告は対として語られることが多くあります。リスティング広告とディスプレイ広告のそれぞれのより詳しい解説や違いについて気になる方是非こちらの記事を参考にしてみてください

ディスプレイ広告とは？リスティング広告との違いや運用のポイント！

SNS広告

SNS広告は上記2つの広告とはまた違った特徴を持っています。というのも特徴がSNS毎に違うという特徴があるためです。つまり自社の強みややりたいことに合ったSNSを選んで広告を出さないと広告が効果的に作用しない場合があるということです。また、SNSによって料金体系や出稿方法などがさまざまなので適切な情報収集が始める前には必要です。

こちらの記事では各SNSの特徴はもちろん出稿の方法までまとめてあります。SNS広告を検討する際はチェックしてみてください

 主要ソーシャルメディアでの広告を徹底比較　どのSNSが最適？

 

SNS運用　ー　SNSからの流入

SNS運用はSNSで企業のアカウントを作り、運営していくことで自社サイトへの流入を増やしたり、自社を知ってもらったりするための施策です。SNS広告と同様に各SNS毎に違った特徴を持っているため、企業やサービスに合わせて適切なSNSを選んで運用していく必要があるという特徴があります。また、SNSは多くの人が毎日使うものであり生活に近いところにあるという点を強みとして認知拡大を目的として運用している企業も多く存在しています。SNS運用についてはこちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。

SNS運用とは？どうやって運用する？SNSの強みを活用するポイントとは

 

動画マーケティング　ー　SNS・外部からの流入

動画マーケティングは動画を使って広告やサービスの紹介をしていく形のマーケティングです。具体的にはYouTubeで企業チャンネルを開設したり、SNSに動画広告を出したりすることです。動画マーケティングはディスプレイ広告やSNS広告、SNS運用とも重なる部分があるといってもいいでしょう。以下の記事では特に動画プラットフォームで代表的なYouTubeでの集客についてを紹介しています。

自社のYouTubeチャンネルで集客するには？　どうやって始めるか、ポイントを解説！

 

Web集客の予算はどれくらい必要？

このようにいくつもの種類があるWeb集客ですが、どの施策でどれくらいのお金を掛ければいいのかということは難しい点の1つです。もちろん業種や事業規模によって集客に掛けれる予算は変わってきますが、比較的安価からはじめられるのがWeb集客の強みでもあります。この章ではそんな予算についてそれぞれ紹介していきます。

 

まずはホームページが必要？

多くの方がWebで集客するならまずは自社サイトを作ることを想像するのではないでしょうか。もちろん近年では自社サイト以外での集客方法が多くなってきていますが、やはり自社のホームページがあった方が他の施策をするにあたっても役に立つでしょう。

自社のホームページを制作する場合、外注すると考えるとおよそ30万円でも作ることが可能ですが200万円以上する場合もあります。この差はホームページの用途や作りの違いに現れます。このほかにも自社のホームページで集客していくにはホームページを維持したり、コンテンツを発信したりする必要があるためそのようなことにもランニングコストがかかっていくことになります。これらの費用に関してまとめた記事がございますのでこちらをご覧ください。

ホームページで集客するために必要な費用は？　制作費用や継続的にかかるコストも紹介！

 

SEO対策の予算

実はSEO対策は誰もが無料で始めることができます。しかし、SEO対策を自社で完結させようというのはあまりおすすめしません。なぜならSEO対策を行い、成功させるためには中長期的に労力をかけなくてはいけず、専任の担当者を付かせる程の労力を必要にするためです。そのため多くの企業がSEO対策を外注しているというわけです。SEO対策にもいくつかの種類があることを紹介しましたが、おおよそ外部対策1〜数十万円、内部対策では10〜100万円、コンテンツSEOでは月額5〜30万円ほどが相場となっています。SEO対策はこのように種類が豊富であるため料金体系もそれぞれで異なっており少しだけ複雑だったり、業者によって大きく開きがあるためこちらの記事を参考にしてみてください。

SEO対策の費用相場はどれくらい？　施策別料金体系や外注先の選び方も紹介

 

Web広告の費用

一口にWeb広告といってもリスティング広告やディスプレイ広告などさまざまな形式の広告があります。それぞれによって広告の費用は変わってくるのですが、ここでは簡単に代表的な料金体系を紹介します。

クリック課金

クリック課金はクリックされた回数に応じて費用が発生する仕組みです。広告の種類や内容によって数円から数千円というように大幅に変わってきます。リスティング広告では特にこの仕組みが使われることが多くなっています。リスティング広告の費用感についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

リスティング広告の費用相場はどれくらい？料金や掲載順位の仕組みは？

 

インプレッション課金

表示された回数に応じて費用が発生する仕組みです。ディスプレイ広告やSNS広告ではこの仕組みが用いられます。おおよそ1000回の表示に対して数十円〜数百円の費用が生じます。

 

この2つはあくまでも代表的な料金体系であって広告を出すプラットフォームや種類によっては他の形式で費用が決定する場合もあります。こちらの記事ではWeb広告の費用についてより詳しく解説していますので是非チェックしてみてください。

Web広告の費用はどれくらい？　費用対効果の高い広告や料金体系も紹介！

 

SNS運用の費用

SNSの運用は基本的には担当者の人件費以外には費用は掛かりませんが、SNS運用のノウハウがない場合にはSNS運用専門のコンサルタントに依頼することがあるでしょう。そのような場合にはもちろん月額で費用が掛かってくることになります。一般には毎月10万円以上の予算を立てることが推奨されますが、フリーランスや個人でコンサルタントをしている方に依頼する場合は予算はより低くなるでしょう。

こちらの記事ではSNSコンサルの料金設定からSNSコンサルってどのようなことをしてくれるのか？という疑問にも答えておりますのでSNSコンサルティングを検討している場合はチェックをおすすめします！

SNS運用のコンサル、適正料金はどれくらい？　自社に適したサービスを選ぼう　

 

動画制作の費用

動画制作もSNSと同様に自社で完結して行う場合は追加の費用は機材費・場所代などを除けばほとんどかかりません。しかし、外注する場合には、どこまで依頼するかに応じて掛かってくる費用は大幅に変わってきます。動画制作においては規模感などによって大幅に費用感が異なるため、数十万円などある程度幅を持った予算設定をしておき、実際にいくつかの動画制作会社から見積もりを取るなどしてから予算を決定することをおすすめします。具体的にどのくらいの費用がどのような作業に掛かるのかということや予算を抑えるポイントはこちらの記事で紹介しています。

企業のPR動画、制作相場はどれくらい？　そもそもPR動画ってどうやって作ればいい？

 

Web集客のポイント

Web集客を行っていくうえではどの施策においても共通して重要なポイントとそれぞれの施策に特化したポイントが存在しています。どちらのポイントも重要なことには変わりありませんが、共通して重要といわれるポイントはWeb集客を成功させるためには不可欠なものですのでしっかりと理解しましょう。

 

Web集客全体で必須のポイント

目的の明確化

なぜWeb集客を行うのか、もしくは特定の施策（たとえばコンテンツSEO）を行う目的を明確にするということがまずは重要なポイントです。目的を設定しておくことで自然とどのような方針をとるべきかということが決まってきます。また、Web集客という施策はチームで行うという場合もあるでしょう。その場合には複数人で共通の目的意識を共有しておくということでチームが目指すビジョンを統一できるという意味でも重要なポイントです。

 

ターゲティングを行う

一般にインターネットの特徴は誰しもが見ることができることであると言われています。そのためインターネットを使って集客をするとなるとできるだけ多くの人に見てもらいたいと考えてしまいがちですが、ある程度どのような人に見てもらうかということを絞ることが必要です。このように見てもらいたい人や集めたい人を絞ることをターゲティングと呼びます。ターゲティングの主な考え方は自社の商品やサービスをどのような人に知ってもらったり、買ってもらうのかということに基づきます。自社の商品やサービスはどのような人に対して需要があるのかということを考え、年齢や職業のような具体的なユーザーの属性を洗い出していくのがターゲティングの基本です。以下の記事ではWeb集客の基礎となるWebサイトを作る際にどのようにターゲティングを行っていけばいいのかということを解説しています。是非参考にしてみてください。

企業のWebサイト制作はターゲットが重要！　誰のためにWebサイトを作るのか

 

ユーザーのためになるか

Web集客の多くの分野ではユーザーのためになるのかということが重要なポイントになっていきます。たとえば、ターゲティングにおいてはターゲットとしたユーザーのためになる商品を提供できるのかどうかやコンテンツSEOにおいてはユーザーにためになる情報を提供できているのかということなどです。このようなユーザーが得をするという意味での「ためになるか」はもちろんユーザーが使いやすかったりわかりやすい広告やWebサイトを作るということも重要です。具体的にはレスポンシブデザインというものが挙げられます。レスポンシブデザインとはユーザーが使うデバイス（スマホやPC）によってページのレイアウトが最適化されるデザインのことです。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

レスポンシブデザインとは？　メリットやデメリット、制作方法も解説

このようなデザインは一見集客とは関係なさそうに見えますが、ユーザーのためになるのかという観点でみると結果的には集客や売り上げの向上にも関係してくるのです。

 

施策別ポイントまとめ：SEO対策

SEO対策には内部対策・外部対策・コンテンツSEO・VSEOがあると紹介しました。この中でVSEOでは扱うコンテンツが違うため省略しますが、SEO対策を自社内で行っていく場合主にコンテンツSEOを行っていくことになるでしょう。次には実際のコンテンツSEOのメリットや流れについて解説します。

コンテンツSEOのメリット

コンテンツSEOのメリットは記事がコンテンツとして自社サイトに蓄積することです。蓄積したコンテンツはある種自社の資産となります。というのも、コンテンツSEOという施策を通して作られた有益な記事は継続的にサイトへのアクセス源となるからです。極端な話、一度有益な記事を作ってそれが評価されつづければ何もしなくても一定のアクセスを得られ続けるということです。また、コンテンツSEOでは潜在的なニーズを持ったユーザーにアプローチすることが可能です。潜在的なニーズとはユーザー自身が自覚していないニーズのことでコンテンツSEOにおける記事を読む中で企業との信頼関係や潜在的なニーズを換気してくことが可能です。

コンテンツSEOのデメリット

コンテンツSEOにももちろんデメリットはあります。それは結果が出るのに時間がかかるということです。数ヶ月から年単位で施策を続けていくことで安定した結果を出すのがコンテンツSEOであり短期間で結果を出したい場合には向いていません。

 

コンテンツSEOの流れ

コンテンツSEOは次のようなプロセスで行われます

 

・自社の商品やサービスを分析する

まずは自社の商品やサービスの特徴を分析しましょう。現在どのようなユーザーに売れているのかということも参考になります。

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・商品やサービスが解決できるニーズを洗い出す

分析を元に、どのようなニーズを解決できるのかを考えます。

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・キーワードを選定する

ニーズを持ったユーザーが検索するだろうワードを想定し記事づくりの核となるキーワードを選定します。詳しくはこちらで解説しています。

ブログのキーワードはどうやって選ぶ？　実際の選び方や考え方を紹介

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・記事を制作する

ついに実際に記事を作成します。コンテンツSEOの記事づくりにはコツがあります。具体的には構造を意識したり、それに即した見出しを設定することや関連する記事を紹介したりすることも効果的です。詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。

SEOに強い記事の書き方とは？　そもそもSEOに強いとはどういうこと？

SEO対策における見出しの役割｜見出しを設置する際のポイントや注意点とは？

SEOにおける内部リンクの効果は？効果的なリンク設置方法とは？

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・記事の公開・Googleへの登録

記事が完成したら実際に記事を自社サイトに公開します。実は公開するだけでは検索で表示されるわけではありません。検索エンジンを運営するGoogleに登録される必要があります。これをインデックス登録と呼びます。このインデックス登録をお願いすることができますので記事を公開したらこれを行いましょう。具体的なやり方は以下のページで紹介しています。

検索エンジンに登録する方法とは？　検索してもサイトが出てこない時の対処法を紹介

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・効果測定・分析と次の施策への方針を立てる

コンテンツSEOは記事を投稿して終わりではありません。記事を投稿したことでどのような効果が出ているのかということを測定・分析する必要があります。これを行うことでスムーズに次にすべきことの指針を立てることができます。実際に分析する際は以下の記事の方法や指標を参考にしてみてください。

SEO対策の分析や効果測定は何をすればいい？　おすすめのツールは？

CV率（CVR）とは？　CV率が低い理由、平均値や改善方法は？

また、施策は記事を書くだけではありません。投稿した記事の情報が古くなってきたり、順位が大幅に変動した場合にはリライト（記事の加筆修正）を行う必要があります。リライトは記事を作成することと同じぐらい重要な作業になりますので適宜行いましょう。とはいえどのようなタイミングでリライトすればいいのかの判断は難しいものです。リライトの方法やタイミングについてはこちらの記事で解説しておりますのでチェックしてみてください！

SEOのリライトってどうやればいい？　リライトの重要性や方法、ポイントを紹介！

 

このようなプロセスを繰り返していくことがコンテンツSEOの基本となります。そこで疑問となるのはどれくらいの頻度で行っていくべきなのか、またはどれくらいの記事数まで増やせばいいのかということです。これらには明確な正解はありませんが、更新頻度のおすすめとしては月1回程度の更新がおすすめです。記事数に関しては必要な記事が十分な質で存在していれば問題ありません。実は更新の頻度も記事の数もどちらも重要な数値ではあるのですが、コンテンツSEOにおいて重要視されるのは記事の質であるといわれています。どれだけ記事の数や更新頻度が高くても記事が低品質であれば意味がないというわけです。これらの問題については以下の記事で紹介しておりますので、興味が湧いた方は是非チェックしてみてください。

更新頻度を上げるとSEOの効果も上がる？　SEOの効果を最大化するためには？

SEO対策する上で適切な記事数はいくつ？　記事は増えれば増えるだけいい？

 

施策別ポイントまとめ：Web広告

Web広告はリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告に大別できることを紹介しました。ここでもこれらの広告別にポイントを紹介していきます。

 

リスティング広告

リスティング広告はすでに購買の意欲があるいわゆる顕在顧客にアプローチできることが強みでした。そのためリスティング広告のポイントとなるのは広告を設定する際のキーワードになります。どのようなキーワードで検索する人が購買の意欲が高いのかを意識して広告の設定を行っていく必要があるのです。リスティング広告のキーワード設定については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

リスティング広告のキーワードの選び方解説　リスティング広告はキーワード選びがカギ！

またリスティング広告の実際の出し方はこちらで紹介しています！

Googleでリスティング広告を出すやり方を解説　必要な費用やポイントも紹介！

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告においてもGoogleは有力なプラットフォームを持っています。Googleのディスプレイ広告プラットフォームであるGDN(Google Display Network)はターゲティングの要素の多さも特徴の1つです。ディスプレイ広告を含めWeb広告においてポイントになるのは「誰に向けて」掲載するかです。そのような意味では主に認知拡大のような潜在層へのアプローチを担うディスプレイ広告においてGDNを利用するのは理に適っているといえるでしょう。GDNに関する情報は以下の記事で紹介していますのでディスプレイ広告を検討している場合はチェックしてみてください。

GDN広告とは?　GDNの特徴や出稿方法を徹底解説

 

SNS広告

SNS広告におけるポイントはずばり適切なSNSを選択するということです。SNS毎に特徴があり、適切なSNSで適切な投稿をしていかなければ最大限効果を発揮することは難しいです。以下の記事では各SNSの特徴やSNS広告で費用対効果を大きくするための分析方法も解説していますので参考にしてみてください。

SNS広告の費用対効果を最大化させるには？　SNSの特徴や費用感を理解しよう

 

施策別ポイントまとめ：SNS運用

SNS運用はWeb集客の中でも動画マーケティングとともにまだまだ発展段階にある施策といえるでしょう。というのも、SNSというメディア自体が普及し、集客に利用しようと活用されだしてからまだ日が浅いためです。とはいえさまざまな企業がSNSをうまく活用することで認知拡大やブランディングに成功していることを見ると今後のWeb集客においてもどんどん活用が進んでいくこととなるでしょう。

SNS運用を行っていく際のポイントは、先ほどのSNS広告と同様に各SNSの特徴を抑えた運用を行っていくことです。特に人気で特徴的なSNSはTwitterとInstagramです。Twtterはリアルタイム性と拡散力が特徴のSNSです。一方のInstagramは拡散力は少ないですが画像と動画がメインのSNSとなっており商品のアピールポイントを画像で伝えたり、ブランドの世界観を雰囲気で表現することには適しています。これらのSNSに関しては以下の記事で運用について解説していますので是非チェックしてみてください！

企業のTwtter運用を成功させるための秘訣とは？　Twtterの特徴や注意点を紹介

インスタの企業アカウント運用を成功させるには？　インスタの強みやメリットは？

また、一般的にSNSは個人のユーザーが利用しているためBtoB企業のSNS運用は効果が少ないと考えられがちです。しかし、実際にはBtoB企業でも適切な運用を行うことで効果的にSNSを活用することができます。普段から一般消費者とは接点の少ないため、そもそも企業のことを知ってもらうということが難しいのがBtoB企業です。しかしSNSを利用することでまずは名前を知ってもらえるというように認知拡大に繋がることもあります。このようなBtoB企業のためのSNS運用についてはこちらの記事で紹介しています

BtoB企業のSNS運用はどうすればいい？　BtoBに適したSNSはどれ？

SNS運用を成功させるためのポイントとしては運用のためのルールを策定することです。ルールというのは単に社内だけのものでなく社外に向けたポリシーというものもあります。このようなルール策定はSNS運用の成功だけでなく、炎上のようなリスクへの対策やインターネット上の誹謗中傷から自社や担当者を守るという役割があるためしっかりと作ることをおすすめします。とはいえ具体的にどのようなことを設定すればいいのかはなかなかわからないでしょう。そんな方のためにこちらの記事ではSNS運用におけるルールについてまとめてあります。是非参考にしてみてください

企業でSNS運用する場合のルールはどうやって決める？　実例や考え方を紹介！

 

施策別ポイントまとめ：動画マーケティング

動画マーケティングはここまでに紹介してきた施策と比較すると少し広い意味を持っています。たとえば、YouTubeへの動画投稿はもちろん、動画広告やWebセミナーのための動画制作なども動画マーケティングに含まれてしまいます。とはいえやはり代表的なのはYouTubeへの動画投稿でしょう。YouTubeはいまや最大の動画プラットフォームとして知られています。企業のYouTubeチャンネルを検討している場合はこちらの記事で解説しておりますので是非チェックしてみてください。

企業のYouTubeチャンネル、どうやって運営していけばいい？　メリットや注意点は？

チャンネルをしっかりと更新して運用していくのは中々労力のかかる施策ですから、まずは自社の紹介動画を1本制作してみるという選択肢もあります。企業の紹介動画は思っている以上に色々な場面で活用することができるためおすすめの施策です。先ほどのSNSのようにBtoB企業であってもこのような施策を活用することで一般消費者からの認知を高めることが可能であり、潜在層の育成にもつながります。

こちらの記事では企業の紹介動画について解説しています。是非参考にしてみてください。

企業の紹介動画はどう作ればいい？　事例や企画時の注意点等を紹介！

BtoB企業でも動画マーケティングできる？　BtoCとの違い、メリットも紹介！

また、YouTubeでは動画の前後に広告が表示されますが、そのような動画広告も人気の動画マーケティングの1つです。実は動画広告はYouTubeのような形式以外にも色々な方式があり、前述のGDNを使って掲載することも可能です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

動画広告を出すメリットとは？　種類や効果測定や分析の方法も紹介

YouTubeはGoogleの運営するプラットフォームですが、Googleが運営するサービスにはほかにも動画を活用できるものがあります。それがGoogleマイビジネスです。Googleマイビジネスには会社や店舗の住所や電話番号のような情報に加えて画像や動画も掲載することができます。適切に活用すればこちらも効果的に作用しますのでこちらの記事を参考にしてみてください。

Googleマイビジネスの動画を活用して集客力アップへ！　動画投稿方法や注意点も紹介

 

施策の組み合わせも強力　特にコンテンツSEOがおすすめ！

ここまでではそれぞれ別々の施策として紹介してきましたが、実はWeb集客においてはいくつかの施策を組み合わせて同時に行っていくということもおすすめです。このような方法ではそれぞれの施策が相乗効果を生み出し1つ1つ施策を行った場合と比較して高い効果を生み出すことが期待されます。組み合わせる際におすすめとなるのはコンテンツSEOです。コンテンツSEOの特徴は自社サイトにコンテンツを公開できること、そのコンテンツが資産になっていくこと、潜在顧客の育成が可能であることでした。このどれもが他の施策と組み合わせることに適しているのです。具体的な実例も参考にどのように施策を行っていくか検討してみてください。

リスティング広告×コンテンツSEO

リスティング広告とコンテンツSEOはどちらも定番のWeb集客施策ですが、組み合わせることでそれぞれの短所を補うことができます。リスティング広告は即効性があり顕在層にアプローチすることが可能ですが、逆にコンテンツSEOは中長期的に施策を行う必要があり、潜在層へのアプローチが可能です。また、リスティング広告で分析したデータをコンテンツSEOに活かすなどの工夫をすることも可能です。

YouTube×コンテンツSEO

YouTubeの運用は比較的新しい手段ですが、これもコンテンツSEOと相性が良いです。というのもYouTubeだけでは結局自社のサイトに来てもらうことが難しく、受け皿が無い状態になってしまいがちです。そこで自社サイトにもコンテンツを用意することで自然にYouTubeから自社サイトへの導線を敷くことが可能になるというわけです。

 

まとめ　作ったコンテンツは「資産」になる

特にコンテンツSEOにおいてコンテンツを作っていくことは会社の資産を積み立てていくことであるといえるでしょう。積立投資においても資産は一気に増えることはありませんが時間をかけてだんだんと増えていくものです。Web集客という施策も一気に顧客を増やすための単なるツールとしてみるのではなく、中長期的にコンテンツや顧客を育成していく一種の投資と考えて行うことが必要になってきます。

弊社ではサイトに蓄積していくコンテンツを1つの資産と考え、簡単にコンテンツを積み立てていけるサービスを提供しております。このサービスではお客様が考えることを極限まで少なくし、参入のハードルを非常に低いものとすることを可能にしております。初回打ち合わせ以降はお客様に判断して頂くのはサービスを継続するか、否か、それだけとなっています。イメージとしては証券会社における投資信託を想像して頂ければわかりやすいでしょう。お値段も始めやすく手頃な価格となっておりますのでお気軽にご相談下さい。