コンテンツSEOとは? Web集客の定番!メリットやデメリットは?
Web集客について調べているとよく目にするのはコンテンツSEOです。SEO対策の一部として知られるコンテンツSEOですが、SEO対策のほかの施策と比べると多くの手順を踏まなくてはならず、実際どのように始めたらよいか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事ではコンテンツSEOとはというところから、実際にスタートする場合どのようなことをすればいいのか、どのような戦略を立てていけばいいのかということも紹介していきますので是非最後までご覧ください!
Web集客マガジンアトラクトではWeb集客に関する情報を発信しています。Web集客って何?という方はまずこちらのページをチェックしてみてください!
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このページの目次
コンテンツSEOとは?
そもそもコンテンツとはどのようなものでしょうか。
”1内容物。中身。
2 書籍の目次。
3 インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。デジタルコンテンツ。
以上3つの意味があります。”(デジタル大辞泉)
コンテンツSEOの”コンテンツ”は3に該当します。
コンテンツSEOとは、ユーザーにとって有益な情報をブログ記事の形で更新しながら発信し続けることで、自社のWEBサイトを検索エンジンで上位表示させるSEO対策のうちの1つです。ブログやホームページの更新とは、自社製品ニーズを持っているであろう潜在顧客の興味関心を満たす情報発信を指します。これをすることで、潜在顧客との接点が増え、自社商品やサービスのアプローチが可能になります。
コンテンツSEOのメリットとデメリット
メリット
無料で施策を走らせることが出来る
サイト内に良質な記事を投稿できれば、コンテンツSEOは実施可能です。サイト運営者が専門的な知識を読者にわかりやすく紹介する文章力を持っている場合、外部のライターに頼む必要がないため、社内の人件費以外の予算がかかりません。またコンテンツSEOの効果測定に必要なGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールは無料で利用できます。予算や人員に応じて外注する選択肢はもちろんありますが、他のweb集客の施策とは異なり、コストをかけなくても自社のリソースのみで始められる手軽さがメリットになります。
コンテンツが資産になる
代表的なマーケティング手法の一つに広告が挙げられますが、広告はいずれも予算をかけている間のみ掲載されるアプローチとなり、予算をゼロにした瞬間にユーザーの目に触れることは無くなります。一方でコンテンツSEOで公開したコンテンツは、自分で削除しない限り蓄積されます。時間をかけて良質なコンテンツを作っていけば、情報は継続的に発信され、WEBサイトの評価も徐々に高まります。コンテンツがサイト内に蓄積される頃には、担当者が躍起になって手を動かし続けなくても、まとまった流入の確保と契約や購入につながる問い合わせが安定的に入るようになる点が魅力的です。
潜在顧客へのアプローチ
コンテンツが上位に表示されると、自社の製品やサービスに興味がない層にアピールすることができます。自社商品の紹介ではなく、自社に関係する知識やノウハウを紹介することで、それまで自社商品に興味がなかったユーザーが、コンテンツにアクセスするようになります。その結果、ユーザーの購買意欲が刺激され、購入につながると期待できます。さらに潜在顧客が閲覧したサイトの専門性や信頼性が高ければ、顧客の育成や関係維持(リードナーチャリング)の効果もあります。
拡散性・検索流入
継続的に特定のトピックに関連するコンテンツを増やすことで、多くの検索クエリでインデックスされ検索での露出が増えます。また露出が増えることで、自社のサイトが拡散されていきブランディングにもなります。さらに記事を内部リンクでつなぐことで、さらに専門的なサイトが出来上がっていくだけでなく、閲覧者数の増加を計れます。
デメリット
中長期的な施策
コンテンツが検索上位に上がるには時間がかかり、そのコンテンツを見たユーザーが顧客になるのも時間がかかるため、始める場合は早めに取り組む必要があります。もしすぐに上位に載せたい場合はWEB広告を利用する必要があり、費用がかかります。
コンテンツ制作にコツと労力がいる
選定したキーワードがどんな背景で検索されるのか考えたり、関連コンテンツを内部リンクでつなぐ作業は知識を必要とし、労力がかかります。労力を削減するためには、Googleからの評価を得て上位に表示されるために順位の高いキーワードを使ってコンテンツを書ける、作業を分担して進められる人を雇う必要があります。
外注の場合は費用と商品の説明が必要
WEBマーケティングやSEO対策専門の業者に頼むことで、コンテンツを作っていく労力は減りますが費用がかかります。また、外部の業者は自社商品に関する知識はないため資料や参考サイトを用いて丁寧に説明する必要も生じます。
定期的に分析などをしないと効果が落ちる
競合他社の発信するコンテンツに埋もれないためにも、定期的に情報の信ぴょう性を確かめたり、新しい情報を追加したりする必要があります。その際、質の良い記事を量産してアクセス数を増やしながら行う必要があります。
コンテンツSEOの始め方
コンテンツSEOの目的設定
例えば、自社のブランディングのためや、商品の認知度を上げるため、顧客のニーズを調べるためなどが挙げられます。この目的に沿ってコンテンツの骨組みを建てていきます。
ターゲット(ペルソナ)の設定
どんな人が、どんな背景でその商品を使うのか、どんなことで困っていて検索したのかを設定します。ここで設定された顧客像をペルソナといい、ペルソナの年齢、性別、職業、所在地、趣味もできるだけ細かく設定します。検索エンジンで実際に調べ、検索上位の競合他社はどんな事を書いているか見るとイメージしやすくなります。
キーワード選定
商品からイメージされるキーワードを挙げ、それらを組み合わせていきます。ペルソナがそのワードを調べる意図と合わせると考えやすいです。また検索エンジンのサジェストキーワードを利用しても考えやすくなります。コンテンツSEOでは、複数のワードをつなぎ合わせたロングテールキーワードを選定することがポイントです。キーワードの大きさは月間検索回数を調べることで読み取れます。
キーワードの選定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ブログのキーワードはどうやって選ぶ? 実際の選び方や考え方を紹介
コンテンツ執筆
MicrosoftWordやGoogledocumentを使って、原稿の執筆や推敲を行います。ホームページ作成ソフトに直接書き込むことはできるが、利便性やスピードの面で不十分だと考えられます。この時に検索エンジンから評価を得られる文章(キーワードが多い、情報量が多い)や、ユーザーのニーズにこたえられる文章を心がけることがポイントです。
詳しいコンテンツ執筆の方法はこちらの記事で紹介していますのでチェックしてみてください。
SEOに強い記事の書き方とは? そもそもSEOに強いとはどういうこと?
コンテンツ公開
執筆したものを、ホームページ上に公開します。適宜、バナーボタンや文字リンクなどの内部リンク、画像を入れ込むと分かりやすくなります。
効果測定、分析
記事の公開ができたら、分析ツールを使って、検索順位や離脱率を調べていきます。公開から時間がたっても掲載順位が伸び悩んでいる、もしくはアクセスが少ない場合は、記事の情報に過不足や誤りがないか確認し、加筆修正を実施するとよいでしょう。
効果測定や分析についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!
SEO対策の分析や効果測定は何をすればいい? おすすめのツールは?
コンテンツSEOに必要な考え方とは?
コンテンツSEOでは検索上位表示を目指すことになります。検索エンジンを提供しているGoogleは、ユーザーにとって有益なコンテンツを高く評価し、多くのユーザーの目に触れる検索上位に掲載しようとしています。このような点からコンテンツSEOを行っていく際には「ユーザーファースト」を念頭におくことが求められます。「ユーザーファースト」とはユーザーにとって有益か、わかりやすいか、アクセスしやすいかというようなユーザーの体験を一番に重視した考え方です。つまりコンテンツの作成で言えば、企業にとって都合の良いことだけを一方的に宣伝をするのではなく、ユーザーが知りたいと感じているニーズを起点にコンテンツを作成し、発信することが大原則となります。
まとめ
コンテンツSEOとはユーザーにとって有益な情報を更新しながら発信し、顧客の獲得を狙うコンテンツマーケティングの一種です。中長期的な施策であるため目に見える結果が出るまでは時間がかかりますが、安定した集客力になるので、早く取り組みだすほど成果が得やすくなります。ユーザーファーストを意識してコンテンツを制作していけるかという点が成果にかかわってくるということを忘れてはいけません。
またコンテンツSEOは単体でも十分な集客効果を見込めますが、他のWeb集客施策と組み合わせることでより強力な相乗効果を生み出すことが可能です。そのため、もし現在自社でリスティング広告のようなコンテンツSEO以外の集客施策を行っている場合は、併せてコンテンツSEOを行うことをおすすめします。Web集客マガジンアトラクトを運営する株式会社イツザイでは、資産を積み立てていく感覚でコンテンツSEOを気軽に始められるサービスを、コンテンツSEOをやったことがないけれど始めてみたいというお客様に提供しております。具体的にはお客様が判断することはサービスを継続するかどうかだけです。初回の打ち合わせで方針を決定した後は、基本的にこちら側が企画から記事の投稿までを行います。お客様が考えることを極限まで減らしているため、コンテンツSEOを内製化する際に陥りがちな、始めたはいいものの本業が忙しくて手が付けられないというような状態を防ぐことも可能です。ご興味がございましたらお気軽にご相談ください。